三人の師の教えを胸にいけばなに精進
趣味から見出す日々の幸せ
目標を立ててさまざまなことにトライ
試行錯誤も有意義な経験に
遠方から参加され
お若くして研鑽を重ねておられる三浦さんに感服
三浦さんとは、平成15年8月から始まった研修課程Ⅰ期でお会いしました。お若いのにとてもお上手だったので、同じグループになったときに思わず声をおかけしたように思います。
おとなしく控えめでありながらも、しっかりしたお嬢さんという印象で、名札を見ると「秋田支部」とあり、遠方からの参加にびっくりしたことを覚えています。三浦さんは研修中いつも「参考花」の札が立っていた印象があるほどお上手だったので、私は兵庫県と近くからの参加ながらも勉強不足のように感じ恥ずかしく思いました。
それぞれに大切なことを教えてくださった
三人の恩師に感謝
いけばなとの出合いは、お茶を習っていた森田宗晴先生が小原流いけばなも教えておられたことがきっかけです。最初はお茶だけのために通っていたのですが、玄関にいけてある瓶花を拝見するうち、「いろいろな花材でいけられて、お花も素敵だなあ」と感じるようになり、お花のお稽古もお願いしました。森田先生は、お茶の作法には厳格でお稽古中は背筋が伸びる思いでしたが、お花になると雰囲気ががらりと変わり、とても優しかったように思います。
●「兵庫県いけばな展」初出品作(2015年4月)
結婚しても何か1つは習い事を続けたいと「いけばな」を選択したものの、途中で子育てのために中断。その間に森田先生が他界され、復帰後は実家近くで妹が師事していた渡辺豊嘉先生に教えていただくことになりました。
渡辺先生はとても熱心な先生で、これまでで一番長くご指導いただきました。妹と私に研修課程への参加を勧めてくださり、今の私があるのも先生のおかげだと感謝しています。研修中は辛く思うこともありましたが、素敵な先生方にお会いできたこともあり、今では良き思い出です。
●林豊扇先生の三宮KCC教室にて(2017年2月)
●加古川KCC教室にて(2017年5月)
加古川支部全体で力を合わせ
新体制をサポート
昨年御栗支部長が就任された加古川支部では、幹部ともども力を合わせ、会員の皆様にご協力をお願いしながら一つひとつの行事を進めています。6月に開催した「みんなの花展」もたくさんの方にご覧いただき、無事に終えることができました。次は7月の研究会、9月の青年部野外展、10月27〜30日の「加古川いけばな協会花展」、11月の研究会と、今後も行事が目白押しです。
●「神戸ビエンナーレ」加古川支部作品制作(2015年11月)
もう一つの趣味はパン作りです。パンが焼き上がった時の香りにはいつも癒されます。さまざまな種類のパンがありますが、中でも主人は食パンが大好物なので、時間があればラウンドトップ(山型食パン)やプルマンブレッド(角型食パン)を焼いています。毎年夏に開催されるパンセミナーでは、グループの方たちと一緒に京都や大阪に行き、観光を兼ねて楽しい時間を過ごしています。
●今年の干支「とり」にちなんだ「ひよこパン」(2016年12月)
【久家 豊葉さんに一問一答】
●好きな花 | 笹百合 |
●好きな作家 | 宮尾登美子 |
●好きな作品 | 『天涯の花』『櫂』『一絃の琴』ほか |
●マイブーム | 時代小説にはまっています(佐伯泰英、平岩弓枝など) |