季節の移ろいを感じながら花に向き合う時間は
活力と癒しを与えてくれる宝物
仕事といけばな、そして趣味との調和が
充実した暮らしの源泉となって
新潟でいけばなに出合い、転勤で東京へ引っ越しされた後もハードなお仕事とお稽古を両立して研鑚を積まれておられる木滑さん。これまでに青年部活動をはじめ、地区別教授者研究会や研修課程への参加、支部花展の出品などさまざまな活動に挑戦し、いけばなから学びや気づきを得てこられました。気負わず自然体でワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を実現されている木滑さんにお話を伺いました。
荒川さんの優れたリーダーシップに感銘
新潟と東京と遠く離れてしまった今も、良き相談相手です
荒川さんが新潟に引っ越してこられて、新潟支部の青年部に参加してくださいました。そのときに私も青年部に在籍していましたので、そこでお話をしたのが出会いのきっかけです。平成16年頃だったと思います。新潟支部では当時青年部に入ってくださる方が少なかったので荒川さんのご参加には感謝しましたし、荒川さんが以前いらした東京支部では青年部の活動が活発だったそうでいろいろと教えていただいたのを覚えています。
その後、短期間ではありますが、私が青年部部長を務めさせていただいた後、荒川さんが引き継いでくださいました。先頭に立って青年部を引っ張っていらっしゃる姿を拝見して、「すごいなあ」と感嘆したものです。
新潟時代は、研究会やプライベートでもお会いしてお花のことなどを相談していましたが、私が4年前に東京に転勤になってしまったので、今はメールで近況報告や相談をしています。
仕事の日程が合わず、荒川さんの出瓶される花展になかなかお伺いできなかったのですが、今年は転勤以来初めて拝見することができました。
いつも「気づき」を与えてくれる地区別教授者研究会
集中して学ぶことができた研修課程は特別な経験
自由表現での制作に胸が高鳴った新潟時代
経験を重ねるにつれ、伝承花の奥深さに魅せられています
新潟支部の花展では、自由表現での出瓶が多かったように思います。普段のお稽古では使うことのない材料で作品を制作できる、そのドキドキ感が好きでした。
●新潟時代の支部展出品作品「野菜の籠盛り」(2005年10月)
忙しいときこそ散歩して草木に目を向けてみる 歩き疲れた脚は「足つぼマッサージ」でリフレッシュ
【木滑 紀代美さんに一問一答】
●好きな花 | 白いアガパンサス |
●好きな作家 | フィンセント・ファン・ゴッホ |
●好きな作品 | 『糸杉と星の見える道』『花咲くアーモンドの木の枝』『アイリス』 |
●マイブーム | 名古屋めし (味噌煮込みうどん、みそかつ、天むす、鉄板ナポリタンなど) |