いけばなじん

File No. 122

松尾 雫さん

松尾 雫さん

山口県/下関支部

父として 教授者として
子どもたちの成長の芽を伸ばしていきたい

「仕事にプラスα」のはずだったいけばな
いまでは欠かせない存在に

庭師という職業柄、スキルアップを求めていけばなを始めた松尾さん。植物と空間との調和を大切にする仕事だけあって、いけばなにのめり込んだのはごく自然ななりゆきだったのでしょう。ご家庭では2児の父、いけばなでは教授者として子どもたちを指導し、愛情深く接しておられます。ユーモアたっぷりなお話に松尾さんの飾らない人柄があふれ出ています。

明るく心配りのできる穴井貴遙さん
子育ての先輩としても頼りにしています

 穴井さんと初めてお会いしたのは2012年7月、研修課程Ⅰ期をともに受講した同期としてでした。その年の受講生は11名だったので、今も皆さんのことを覚えています。研修中、私の作品に幾度か参考花の札が立ったせいか、穴井さんから「お上手ですね」と声をかけられたように記憶しています。私は「いやぁ、それほどでも」と答えましたが、やはりどこか気恥ずかしかったです。

 穴井さんの第一印象は、 “マナカナ”こと三倉茉奈・佳奈さんに似ているなあと思いました。明朗でハキハキ話し、嫌みがなく、まわりへの気配りもできる、とても腰の低い方です。それに加え、何より心から花がお好きな方だと感じました。

 現在は、福岡の教室でご一緒させてもらっています。席が近く、温泉やグルメなど他愛のないお話を楽しんでいます。また、穴井さんも私も男の子をもつ親なので、子育ての先輩としてアドバイスをいただいています。

お稽古花

店舗挿花

庭づくりの勉強にと始めたいけばな
その奥深さに魅了され、本格的な道へ

 私の職業は庭師です。いけばなを学ぶことで庭造りへの相乗効果を期待し、お稽古を始めました。初めはごく軽い気持ちでしたが、もともと芸術に触れるのが好きだったこともあり、お稽古を続けるうちにいけばなの奥深さにどんどんのめり込んでいきました。

手がけた庭

 私が教室に着くのは仕事を終え夜遅くなってからでしたが、今は亡き師匠はそれでもずっと待っていてくれました。ご高齢のせいもあってか、お稽古の後にごちそうになった夕食の味つけがカオスだったのも今となっては懐かしい思い出です。

蜂の巣獲ったどー!

 

下関支部の人気者!
「第1回中国地区青年部作品展」では実行委員長に

 2009年、家元と当時小原流研究院教授の奥村秀水先生をお迎えして開催した「第1回中国地区青年部作品展」では、実行委員長をさせていただきました。確かこの時が、家元の初の下関訪問だったと伺ったように思います。講師になられる前の松浦良則先生や原田亜希子先生もいました。

 作品展では優秀作品に賞が授与されるのですが、山口、広島、岡山、鳥取、島根と、すべての中国地区青年部作品展で賞をいただきました(さりげなく自慢・笑)。

  私が所属している下関支部では、皆さん私を応援してくれています。「やめたらだめよ」と何度も言われ、いまだに言われ続けていますが、そのたびに私は心の中で「やめねーよ」とつぶやいております(笑)。

生徒が研究会で優秀花をいただきました
教室のお稽古のようす

 

わが子が柔道に打ち込む姿に感動
小原流の金の卵たちを温めています

 趣味はバイクと相撲観戦、柔道観戦です。息子と娘が柔道を習っており、練習や試合を通して学び成長する彼らの姿にいつも心を打たれ、おのずと「親の私も努力しなければ」と痛感しています。

趣味はバイク

息子も娘も柔道を通して成長中

 

 現在、教室をもち、生徒の最年少は小学校1年生です。生徒たちが10年後20年後に立派になるよう、基本からじっくりじっくりと育てています。

愛弟子に囲まれて

【松尾 雫さんに一問一答】

好きな花

スイートピー、椿、ニンフ(百合)、トルコ桔梗(一重に限る)

好きな音楽家

ビリー・ホリディ、オスカー・ピーターソン

マイブーム

りんごちゃん

松尾雫さんからご紹介いただいた次回の「いけばなじん」は、熊野寿哉さん(東京支部)です。研修課程Ⅱ期で知り合い、年齢も近いのですぐ仲良くなったそう。物腰が柔らかくて人当たりも良く、親切で気配りもできる反面、とても楽しい方とのこと。いけばなに対しては情熱的、映画・音楽鑑賞を趣味にし、さまざまな分野で幅広くご活躍中とのことです。どうぞご期待ください。