みんなのいけばな

File No.67

長瀬 豊枝さん 長瀬 豊枝さん 兵庫県/大阪支部

人との「出会い」や「つながり」が いけばなを続ける モチベーションとなりました

人と人のつながりで紹介していくリレー形式の「いけばなじん」

経験から学んだ「練習は必ず上達につながる」を胸に
今は、生徒たちに思いを伝える楽しさを実感しています

「自分でお花をいけられたらいいな」と軽い気持ちで始めたいけばなと真剣に向き合うようになられたのは、ご結婚されてからのことだそうです。どちらかといえばあまり真面目な生徒ではなかったように思うとおっしゃる長瀬さんが、約三十年もの間いけばなを続けてこられたのは、たくさんの先生との出会いと社中の仲間や生徒さんとのつながりがあったからとのこと。現在は、歴史ある大阪支部の幹部としてご活躍されている長瀬さんのいけばなについての思いをうかがいました。

華奢で可愛らしいお人柄でありながら しっかりしてとてもたくましい藤川先生

 2000年に大阪支部の準幹部を拝命し、その後『アクティ大阪 いけばな展』の出品者としてご一緒させていただいたのが、藤川先生とのおつきあいの始まりでした。準幹部としても先輩で、とてもしっかりとした方という印象を持っていましたが、お声がとても優しく、可愛いらしい一面もお持ちで、すぐ打ち解けることができました。

 大阪支部副支部長となられ、華奢な外見とは似つかぬたくましさで、バリバリお仕事をこなしておられる藤川先生とは、支部の幹部として仕事をご一緒する機会が多くなりましたが、最近はお互いに忙しく、以前のようにゆっくりとおしゃべりやお食事を楽しむ時間がなかなか作れないのが残念です。

研究会で「いけばなの楽しさ」に目覚め 花展の手伝いで「いけばなの奥深さ」を学びました


第47回日本いけばな芸術展 3人作(2014年10月)

 社会人になってから「自分でお花をいけられたらいいな」と、友人が通っていたカルチャースクールを紹介してもらい、いけばなを始めました。当時、母が、他の流派を習っていましたが、その頃の私にはいけばなへの興味や知識がほとんどなく、会社帰りに通いやすい曜日ということでお稽古日を決めたぐらいで、まさかこんなに長く、深く、小原流を続けることになるとは思いもしませんでした。




『色をいける』(「挿花」2013年12月号掲載)

 会社帰りの習い事ですから、残業で遅くなるとお休みをしたり、あまり真面目な生徒ではなかったと思います。その後、家庭に入り、時間に余裕ができたおかげで、研究会に出席するようになると、いけばながだんだんと楽しいと感じ、真剣に向き合うようになりました。また、親先生の花展のお手伝いをさせていただき、空間にマッチした作品を一から創り上げていかれる制作過程を間近で拝見できる機会にめぐまれました。この経験が、今も心に強く残り、今日の私の創作活動の根底となっており、花展に出品する際は、時季やテーマに沿い会場の空間に合った作品を考えるよう努めています。造形展にも積極的に出品し、細部まで丁寧な作品づくりを心がけていますが、なかなか思うようにはいかず難しさを実感しています。

小原流を通して結べたたくさんのご縁に感謝 大阪支部105周年花展に向けて邁進します


大阪支部 第1阪神地区
花の輪 人の輪 みんなの花展 出品作品
(いたみホール 2014年11月)

 いけばなを習い始めたころは自分がいつか教える立場になるなどまったく考えておらず、今になり指導の難しさを感じていますが、凛花スクールなどで講師の経験をさせていただくことで、いけばなを通じて思いを伝える楽しさや喜びを知ることもできました。


自宅教室でのお稽古

 生徒たちと一緒に近畿・中部地区青年部作品展に出品できたことも、楽しい思い出の1つです。


第18回近畿中部地区青年部作品展 出品作品(木場潟公園 2010年8月)/h6>

 小原流いけばなを習ったことで、たくさんの方と出会い、つながりを持つことができました。私が今までいけばなを続けてこられたのは、親先生をはじめとするたくさんの先生や、一緒にお稽古をしてきた社中の皆さんのおかげだと感謝しています。

 2010年に創立100周年を迎えた大阪支部の長い歴史と数多くの素晴らしい先生方からたくさんのことを学ばせていただいております。ご恩返しの気持ちも込め、今年11月の創立105周年記念花展開催に向け、精一杯つとめたいと思っています。


第18回近畿中部地区青年部作品展にて家元と記念撮影
長瀬先生は右端(木場潟公園 2010年8月)

大好きなスポーツより学んだ「練習は必ず上達につながる」

 いけばな以外では、水泳とスキーが好きです。学生時代は水泳部に所属し、学校へは泳ぐために通っていたようなものでした(笑)。スキーは滑走する時のスピードや爽快感が魅力で、雪焼けで夏より冬の方が黒かった時代もあったほどです。
 お菓子も大好きで、食べるだけでなく作ってみたくなり、ケーキ教室に通い、クリスマスにはフルーツケーキを焼いて友人にプレゼントするのが恒例でした。最近はいけばなに忙しくスキーやお菓子作りをしていませんが、是非また楽しみたいと思っています。


クリスマスのフルーツケーキ


ケーキ教室の先生や皆さんと(2008年4月)

 水泳やスキーからは、志を同じくする仲間がいるありがたさと練習すれば必ず上達するということを学んだように思います。ケーキ教室では形のないものが混ざり合ってかわいいお菓子が出来上がる喜びを知りました。こうしてあらためて振り返ると、スポーツ・お菓子作りのいずれから得たことも、いけばなに共通しているのかもしれません。


西宮市いけばな展 2人作(西宮市教育文化センター市民ギャラリー 2014年2月)
【長瀬 豊枝さんに一問一答】
好きな花: 蝋梅(臘梅)
好きな作家: モーリス・ラヴェル
好きな作品: 『ボレロ』
マイブーム: 入浴剤。いろいろな種類を試して楽しんでいます。

長瀬 豊枝さんからご紹介いただいた次回の「いけばなじん」は、畔蒜 博葉さん(千葉支部)です。研修課程をほぼ同時期に受け、「マイ・イケバナ」でも一緒になりお話しするようになりました。いつも凛としていて、パワーあふれる花をいけられる、とても頼りになる存在とのことです。どうぞご期待ください。


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