みんなのいけばな

File No.63

林 優芽さん 林 優芽さん 東京都/東京支部

いけばなとの出合い 尊敬できる師とのめぐり逢い 人生に充足感を与えてくれた様々な偶然に感謝

人と人のつながりで紹介していくリレー形式の「いけばなじん」

フラワーデザインからいけばなの道へ転身
奥深い日本文化に傾倒しながら フラメンコのリズムにも魅了される日々

西洋文化の中で発展したフラワーアレンジメントやフラワーデザインが高度成長期に日本でも一世を風靡しました。林さんとお花とのつきあいもそこからスタートしましたが、やがて、日本の伝統文化であるいけばなの魅力に心を動かされることに。
心から尊敬できる師にめぐまれ、精進されてきた日々について、おうかがいしました。

泰然自若とされている吉田さん 自然災害がおこるたびに思いを馳せています

 吉田さんとは平成3年の研修課程U期で初めてお会いしましたが、「お若いのに泰然自若としていらっしゃるなぁ」と感じたことを今もよく覚えています。現在は、お互いに忙しく残念ながら中々顔を合わせることはできませんが、お住まいの近畿方面が地震や大雨に見舞われたと聞くと居ても立ってもいられず電話をし、ご無事を確認してはホッとしています。


東京支部(2000年)

洋のフラワーデザインから和のいけばなへ 東海林寿男先生との出逢いとご指導に感謝


いけばな協会展(1995年)

 1960年代後半、当時、大ブームだったフラワーデザインスクールに入門。4年後に講師資格を取得し教室を開いたものの、日を追うごとに何か物足りなさと表現しがたい限界を感じていた矢先、たまたま出かけたいけばな展で“長い歴史を持つ日本のいけばなの奥深さ”に触れ、すぐさま「小原流いけばな」の門をたたくことを決心いたしました。



いけばな協会展(2014年)

いけばな協会展(1989年)

 その後、主人の仕事の関係で地方に転勤となり、約6年間、当時支部長をつとめていらっしゃった先生にご指導をいただきましたが、再び東京に戻ることとなった時に先生からご紹介いただいたのが東海林寿男先生でした。東海林先生の社中に入れていただいてからは、地区別研究会・花展・研修課程にチャレンジと、にわかに忙しい日々を送ることとなりましたが、ちょうどその頃、東海林先生の「生涯一度の個展」が開催され、微力ながら制作スタッフの一人として参加させていただいたことも貴重な経験のひとつになっています。東海林先生と出会って早30年の月日が経とうとしていますが、全てにおいて経験の浅い私に、厳しくも温かいご指導をしてくださったおかげで、本格的にいけばなの道に精進することができたと思っています。

 現在、私も教授者として生徒を指導していますが、生徒自身が努力して技量を高め、成果を上げていく姿を見るにつけ喜びを感じ、華道の真髄を学ぶ仲間としてのメンタルハーモニーも醸成されているように思います。

 また、所属の東京支部では、支部花展・いけばな協会展などに積極的に参加しています。研修課程終了後に何度か支部幹部のお話をいただいたことがあったのですが、当時、病床の母を夫と2人で介護しており心身ともに大変な時期を過ごしていたため、辞退せざるを得ずお役に立てなかったことを今でも大変申し訳なく思っています。


東京支部展(2002年)

東京支部展(2012年)東京支部展(2013年)

新たな自己表現や健康のために 書道やフラメンコにも夢中です


 いけばな以外では、書道をずっと続けており、日展などにも出展しています。書には古典から現代書にいたるまで書体ごとに多様な表現方法がありますが、そこに自分自身を溶け込ませ個性を表現できるところに魅力を感じています。



フラメンコ発表会にて(2010年)

 もう一つの趣味はフラメンコ。子どもの頃から踊ることが大好きだったのですが、カルチャースクールで小原流の隣の教室から聞こえてくる音に誘われ、出合った瞬間に心を奪われ、遅ればせながらお稽古を始めることにしました。いけばな同様、華やかな踊りを完成させるためには、ここにも厳しい練習が待っていましたが、年に1度の発表の舞台には「これからもずっと立ちたい!」という一心でお稽古に励んでいます。また、フラメンコには思いがけない賜物もありました。それは、床を強く踏み鳴らして踊る事によって、年齢とともに減少していく骨量や筋肉を増やすのに効果があるらしく、整形外科のお医者様からもお墨付きをいただいています。

【林 優芽さんに一問一答】
好きな花: ばら、グロリオサ、鉄線

松坂屋(1993年)
好きな音楽: イタリア三大テノール歌手(ルチアーノ パヴァロッティ、プラシド ドミンゴ、ホセ カレーラス)によるカンツォーネ
好きな作家: 北 杜夫
好きな作品: 「楡家の人びと」「さびしい王様」「どくとるマンボウ航海記」「若き日の友情」
マイブーム: 結婚以来、毎年欠かさず続けているスキー。20歳代で全日本スキー連盟認定のバッジテスト1級を取得。今も毎年プロについて変化していくスキー技術を学び、いかに美しく・力強い滑りをするかを目標に頑張っています。雪山では同じ楽しみを持つ友人たちが集い、日常では得られない楽しいひとときを過ごせることも魅力のひとつです。

林 優芽さんからご紹介いただいた次回の「いけばなじん」は、稲田 清美さん(大阪支部)です。研修課程U期で出会ってからのお付き合いで、静かな雰囲気ながら責任感の大変強い方とのことです。どうぞご期待ください。


←File No.62 いけばなじんトップへ
いけばなじん
いけばな教室訪問記
いけばなこども教室
いけばな特派員
いけばな小原流公式サイト



HOME

プライバシーと著作権について